belmont チタンテトラストーブ

ベルモントの新製品チタンテトラストーブが入荷です。
じつは先週には入荷していたのですが、なにせこの時期は色々と忙しくて、実際に使うことができなくて今になってしまいました。この手の製品は使ってなんぼ、こんなニッチなギアに興味があるギアジャンキーどもが知りたいのは価格やカタチだけではなく、そのポテンシャルなのですから手を抜いた紹介が出来るはずもありません。

このチタンテトラストーブ、その名のとおり3枚のチタンプレートを4面体状に組み合わせることで、固形燃料からアルスト、焚き火まで対応する超軽量コンパクトなマルチストーブなのです。こんな小さなストーブを焚き火台としてつかうなんて、キャンプでも登山でも各分野のガチ勢としては現実的ではなく、実際はアルコールバーナーがメインの熱源となる可能性が一番高いため、当然その構成での使用レポートです。

チタンテトラストーブにセットするのは、70ccのアルコールを入れたエバニューのTiアルコールストーブポットは水を400mlほど入れたトランギアのケトル0.6ℓ。気温は12度、風は静穏からときおり軽風。この構成で沸騰までの時間を測ります。
ベルモントの説明によると風防兼五徳とのことなので、少し風はありますが追加の風防は使わずにテストします。アルストの五徳として使う場合は三角の尖った方を上向きに使い、底が80mm程度の小さいシェラカップでも使える大きさですが、ケトル0.6ℓでもぐらつくこと無く安定して使えました。

結果は、約11分でケトルの底から気泡がボコボコと湧いてくる程度の沸騰となりました。この風で追加の風貌無しで、きちんと沸騰させることが出来るなら合格ですね。

メーカーの説明に「炎を安定させる煙突効果を生む形状」とあるのですが、一般的な大きさのクッカーを使った場合、クッカーと五徳の隙間が深さ8mmほどの6つのスリットだけなので、風に吹かれると上方への煙突効果だけではなく、下の隙間からも炎の吹き返しが出ます。五徳についた焼色をみると、その炎の流れがわかると思います。そのため、このストーブを置く場所は注意が必要です。プラスチック系のテーブルや芝生や枯れ葉が多い地面などでの使用は注意が必要です。きちんとカーボンフェルトなどで養生して使いましょう。

付属する140mm×80mmの収納袋にいれると袋込みで53g。
アルスト屋外風防無しで400ccを沸騰させるチタン製の風防兼五徳
Belmontチタ テトラストーブ ¥4,070(税込)

UL装備に興味があるなら、最初に手を出すべきギアでしょう。

タイトルとURLをコピーしました