今年こそは坊ガツルデビューしよう!そう思っている人も多いですよね。
ザック、テント、寝袋、クッカー、いろいろ考えることは多いですが、とにかく快適な睡眠が出来る装備は、第一に考えるべき課題です。快適な睡眠が翌日の安全な山行を担保するのです。そんな快適な睡眠をとるために重要な装備がマットでしょう。
エア、クローズドセル、インフレータブルといった様々なタイプの中からサイズ、R値、収納ザイズ、重量と、非常に難しいマット選び。マットはそうちょくちょく買い替えるものでもないので、初めて買うマットには慎重になるってもんです。

そんな最初のマットにおススメなのがマット業界のゲームチェンジャーとも言われたNEMOのテンサー オールシーズンです。幅51cmのレギュラーマミーと幅64cmのレギュラーワイドの2タイプから選べる空気を入れて膨らませるタイプのエアマットです。ともにR値は5.4と厳冬期のテン泊でも十分に快適な睡眠を保証してくれる断熱性能と、厚さ9cmがもたらす極上の寝心地は、さすがゲームチェンジャーと言われるだけはあります。

マットの硬さは好みが分かれるところで、僕は柔らかめが好きなのですが、ここでテンサーの厚さ9cmが効いてきます。硬めが好きな人はパンパンに空気をいれるので一般的なマットでも、腰や肘などの底付きは起きにくいのですが、柔らかめが好きならばエアーを抜いて調整するため、どうしても底付きが気になってしまいます。しかしテンサーの厚みは9cm。エアを抜いて2cm低くなったとしても7cm。これだけあれば底付きの心配はいりません。柔らかいのに底付きしない。しかもR値5.4。すごい。
重量はマミー400g、ワイド530g。
収納サイズがマミー25.5×φ10㎝、ワイド27.0×φ10㎝。
軽くてめちゃくちゃコンパクト。すごい。
9cmもの厚みのあるマットを膨らませるのは大変だと思いますよね。それが付属のボルテックスポンプサックを使うとあっという間です。軽く息を吹き込むだけで周囲の空気を巻き込み、瞬時に膨らむ効率的なボルテックスポンプサックを使えば、マミーで3回、ワイドで5回のポンピングでパンパンです。これはぜひお店で体験してみてください。その簡単さに驚くこと間違いなしです。

空気をいれるバルブも工夫が凝らされており、素早いエアの出し入れが可能な大口径のレイロー™フラットバルブは柔らかいTPU素材で作られており、従来モデルよりも低温下の操作性が向上しています。そのバルブの位置も絶妙で、マットに寝転んだまま指一本で簡単にパッドの固さをお好みの硬さに微調整可能です。

R値5.4のマットが夏でも使えるの?ってよく聞かれます。
R値は保温性ではなく断熱性を表す数値です。それ自体が熱を持つものではありません。地面の温度をどれだけマット表面に伝えるかを表した数字です。R値が高ければ断熱性もまた高くなりますが、寝袋のロフトのようにそれ自体が熱を蓄える構造ではないため、その名の通り厳冬期から夏のテン泊までまさにオールシーズンで活躍することが出来るのです。


マットに限らずアウトドア用品は、収納サイズをコンパクトにしたいがために収納が困難なほどキツキツなスタッフサックはアルアルなネタですが、テンサーはこれだけコンパクトなのにもかかわらず、非常にゆったりとしたスタッフサックとなっています。ラクラク収納。これって結構重要ですよね。
このマットをおススメするのは性能だけではありません。
ズバリお値段!
レギュラーマミー¥33,000(税込)
レギュラーワイド¥35,200(税込)
正直、選ばない理由は思いつきません。アメリカナンバーワンは伊達ではありません。
N2mountainでは、いよいよ2階の秘密基地が稼働開始です。
2階でテンサーに好きなだけ寝転がってもよし、ポンプで膨らましてみるもよし、収納してみるもよし。
驚きの性能を体験いただけます。