
まさか多良山系でコバ付きシューズを履く日が来ようとは。
こんにちはN2mountainです。
昨日はキャラバンの沢靴KR_3XFを試そうと、小河内の右俣でも泳いで見ようかなと思っていたのですが、時はオオキツネシーズン。こりゃ西野越えにも寄り道しなきゃってことで、左俣から中岳へ詰めて西野越えを目指すルートに急遽決定。ザックには下山用にルナサンをぶら下げていたのですが、藪漕ぎするには役不足。軽いスペリオールでも、と思ったのですが閃いた!トランゴPRO GTX!今こそ出番だ。
地形図を見ると五家原岳から西野越えまでの縦走路の北側斜面は、等高線が詰まっているのが確認できます。とくに標高1000mの中岳付近は見るからにヤバそうな地形です。登山の形態で考えるとアルパインクライミングそのもの。ここで試さなきゃいつ試す。
セミワンタッチアイゼンに対応した後コバ付きモデルでありながら手に取った時、誰もが驚く640gと驚くほどの軽さと、テクニカルな登山やクラシカルな縦走路など、すべての山行で安全性と信頼性を必要とする、最も要求が厳しいユーザーのためにスポルティバが細部に至るまで入念に設計した渾身のモデル。それがトランゴPRO GTXです。
日帰りの沢装備なんて全て身につけて行動するため、ザックの中は余裕がありますが、それでも重いアルパインシューズを入れていくなんて考えもしなかったのですが、極限の軽量化を実現したトランゴPRO GTXならそれができちゃうんです。ハイカットとミッドカットの中間くらいの形状ですが、とにかく軽い。
ソール全体の剛性を高めるため、インソールとソールシステムの間にカーボン入りのナイロン製ラストボードを採用。前足部には耐久性を向上した厚みのある「クライミングゾーン」を備え、ソール全体の剛性を高めるため、インソールとソールシステムの間にカーボン入りのナイロン製ラストボードを採用しているため、ねじれやすい急斜面や不安定な地形での安定感を高めながら、足首の捻挫などのリスクも低減するため、三点支持で登るようなシーンでも足元の安定感が半端ない。

HPで確認すると『アッパー素材には軽量で耐摩耗性に優れた「ハニカムガード」テクノロジーを施したナイロンを採用。つま先には「ラバートゥランド」、サイドには「PUテックライト」を配置して岩との接触や摩擦に対応する。』となにやら呪文のような文言が並んでいますが、ようは非常に堅牢であるということ。指でコンコンと叩いてみると靴ではなく、重厚な木の扉をノックしているような感覚。それでいて足首は柔軟に動き、多様な足型にフィットするよう新たに設計した「トランゴ・エルゴラスト」は、この靴がコバ付きモデルであることを忘れさせてくれる履き心地です。
そしてトランゴPRO GTXデザインで一番の特徴にもなってるボルテックスゲイター。昨日は結構な藪を1時間半ほどガサゴソやって縦走路にでたのですが、このゲイターのお陰で靴の中に異物の混入はただの一つもありませんでした。これは冬山での活躍も期待できます。

山を始めた頃に買ったシューズがそろそろ寿命だから、次はあの山に備えて本格的なアルパインシューズを検討してみるか。そんな人にスポルティバのトランゴシリーズをご検討ください。
LA SPORTIVA TRANGO PRO GTX
¥82,500(税込)
N2mountainでお待ちしております。